【初心者必見!】渓流フライフィッシングで釣れない理由と対策

渓流釣り トラウト

秋が深まり、10月からは多くの釣り場で禁漁となりますね。渓流釣り愛好者の多くが管理釣り場に足を運ぶ季節となりました。今シーズンの釣りを振り返り、なぜ初心者がなかなか釣れないのか、その理由と対策を考えてみました。

魚がいない

ダムの上流部など山奥の渓流では、漁協が一切魚を放流していない川が存在することをご存知でしょうか?魚が釣れすぎてしまうと自然回復に数年かかる場合もあります。実際、私もお気に入りだった「秘密の場所」がありましたが、ある年から全く釣れなくなりました。地元のネイチャーガイドの方に伺ったところ、ダムの影響で魚が遡上できない場所で、放流もされていないエリアだったとのこと。そして、最近はSNSの普及で、この場所に釣り人が増え、魚が減ってしまったようです。このような状況は、SNSを通じて釣り場情報が広まることで、全国的に増えているといいます。
対策: 漁協に確認し、これから釣りに行く場所で魚が放流されているか事前に聞いてみるとよいでしょう。

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季節が悪い

3月に解禁したばかりの渓流では、まだ雪が残っていることが多く、魚の活性が低いため、フライにはなかなか食いついてくれません。この時期の魚はすれていないため、餌釣りなら釣れることもありますが、フライフィッシングでは厳しいかもしれません。また、秋が近づくと魚の数が減り、フライを見切る魚が増えてくるため、初心者にはさらに難易度が上がります。
対策: 渓流釣りに最適な時期は、桜が咲き始める頃から初夏まで。この季節なら魚も活性が高く、釣りやすいので、ぜひそのタイミングを狙いましょう!

先行者がいる

釣り場に到着して既に車が停まっていたり、先行者がいる場合、やる気のある魚は先行者がすでに釣ってしまっていることが多いです。特にフライやルアーを使う場合、先行者が餌釣りをしているなら、まだチャンスはあるかもしれませんが、あまり期待できません。さらに、先行者が通った後の魚は警戒しているので、釣れる確率が下がります。
対策: 渓流釣りでは、一番乗りで釣り場に入ることが成功への近道です。早起きして釣り場を独占しましょう!

魚に警戒される歩き方をしている

渓流釣りでは、川の中になるべく入らないで移動する事や歩く際に水面に影を落とさないようにすることが重要です。魚がいそうな場所を見つけたら、むやみに近づかず、身をかがめて静かに接近しましょう。特に、魚がいそうな場所よりも遠くからアプローチしないと、手前にいる魚が上流に逃げてしまい、他の魚も警戒してしまいます。
対策: 狙いたい場所よりも遠くから慎重に近づき、可能であれば手前の場所にフライを投げて、まずは魚の反応を確認してみましょう。

フライを上手く投げられていない

フライフィッシングでは、フライ→リーダー→フライラインの順に水面に落とすことが基本です。フライラインが先に着水すると、フライラインがフライを引っ張り、不自然な動きをさせてしまい、魚が警戒してしまいます。着水する直前に釣り竿をしっかり止めるか、少し竿を引くことで、フライが先に着水しやすくなります。また、フライラインが水面に打ち付けられて音を立てると、魚が逃げてしまう可能性もあります。
対策: 丁寧に、そして音を立てないようにフライを投げることを心掛けましょう。

フライが合っていない

季節や釣り場に応じて、使用するフライは異なります。魚が普段食べている虫に合わせてフライを選ぶことが基本です。選んだフライが魚に合わない場合、どれだけ技術があっても釣れないことがあります対策:フライの選択は初心者には難しいため、最も確実な方法はフライ専門店で購入することです。店員に季節や釣り場を伝えれば、その状況に適したフライを選んでもらえます。インターネットで購入するよりも高価な場合もありますが、情報料として考えましょう。釣れるかどうか不安なフライを使うより、実績のあるフライを試したほうが精神的にも楽です。自分でフライを選ぶのは、同じ場所で一年を通して釣りを経験し、その傾向がわかるようになってからでも遅くはありません。

釣れるポイントを理解していない

魚がよく釣れるポイントは、基本的にいくつかのパターンに決まっています。例えば、水が落ちて空気を多く含んでいる場所、その脇や下流の深場、石陰など、魚が隠れやすく、餌を待ち伏せしやすい場所です。しかし、初心者にはこれらの「良いポイント」を見つけるのが難しい場合があります。
対策:YouTubeなどで、釣れた瞬間の動画が多く公開されているので、魚がいるポイントの特徴を目で見て学びましょう。実際の渓流で似た場所を見つけたら、そのポイントを狙ってフライを投げてみると良い結果が得られる可能性が高くなります。

まとめ

このように、釣れない要因は多岐にわたりますが、一つずつクリアしていくことで結果はついてきます。また、禁漁期間中は渓流タイプの管理釣り場で練習するのも、スキルアップの良い方法です。秋の深まりとともに、新たな釣りの楽しみを見つけてください。

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