【秋の管理釣り場攻略!】水温と酸素量で大物釣り

トラウト

土曜日に管理釣り場に行ってきました。毎日気温が大きく変わるこの季節、水温も日々変動し、管理釣り場とはいえ、釣れる場所も変わります。

釣り開始時間よりも早く到着した私は、「今日はどこで釣ろうか」と池の周りを歩きました。この管理釣り場には2つの池があり、数釣り用と大物釣り用に分かれています。私は数釣りよりも大物釣りが好きなので、大物狙いの池をチェック。

大物のいる池は本日はマディ(水が濁っている)で、表層の魚がうっすら見える程度。まずは水温をチェックしてみると18℃で、以前書いた記事にもあるニジマスの適水温よりも少し高めです。こういう場合、魚はインレット(流れ込み)からの冷たい水を求め、インレット周辺に集まりやすくなるため、早速そちらをチェックしてみました。インレットの側には水車も設置されているので、酸素量が多い場所でさらに大型魚が集まりやすくなります。

補足すると、水温が高いと水中の分子が活発に動き、酸素が水から抜けやすくなるため、結果として水中の酸素量が減少します。そのため、酸素を多く必要とする大型魚が酸素量の多い水車の周りに集まる傾向があります。

今回も水車の真横に50cmほどの魚が2匹、居座っているのを発見。他にもちらほらと魚影が見えました。インレットの水車から対岸を眺め、池で最も浅いエリアを見ると、大きな影が数匹泳いでいるのが見えました。魚が近くに来たのでよく観察してみると、口をパクパクさせながら回遊している魚もいます。これはおそらく酸素が不足しているのでしょう。

水車
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次はアウトレット(水の排出される場所)に近い水車を目指して歩きます。アウトレット側の水車は水深がある場所に設置されているため、魚影が見えにくいのですが、目を凝らすとちらほらと魚影を確認できます。インレット側の魚とは異なり、こちらの魚はあまり動かず、じっとしている様子です。水車の対岸に位置する岸辺がアウトレットとなっていて、ここが池で最も深いエリアです。
アウトレット周辺でも魚影が確認できますが、彼らも動きは少なめ。時折、水車からアウトレット側に溜まった泡に魚が食いつくそぶりを見せているのを目撃しました。泡をエサと勘違いしているのかもしれません。

さて、ここで悩みます。活性が高く動いてはいるものの、口をパクパクさせている魚もみられるインレットの魚を狙うべきか、じっとしていて時折泡に食いつくアウトレットの魚を狙うべきか…。

発券時間がきて、券を購入した人から釣り場に急ぎ向かいます。以前来た際には、多くの常連さんがインレットに集まっていたのを見かけましたが、今日は皆さんバラバラに場所を決めている様子です。これは一層迷いが増しますが、池に向かう途中、再びアウトレット側で魚が泡に食いつく様子が見えたので、アウトレットに行くことに決めました。

隣に来た管釣り初めての方と挨拶を交わし、少し会話をしたところで釣り開始の放送が流れ、皆が一斉にルアーを投げ入れます。一投目は着水後すぐにリトリーブ(ルアーを引くこと)を始めましたが、当たりはなく、魚が追いかけてくる気配もありません。「場所を間違えたかな?」と思いながらも二投目へ。今度は3つ数えてからリトリーブを開始しました。

すると、ガツンと当たりがあり、ジージーとリールのドラグが鳴り響きます。暑さで魚も少しばて気味だったのか、思ったほど走ることもなく無事に釣り上げることができました。その後、アウトレット付近で他の方も次々と魚を釣り上げていたので、今回の正解ポイントはこの場所だったようです。

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