ABU カーディナルC3を整備&実釣レビュー!

agi ブラックバス

バス釣り用のスピニングリールを探していたところ、メルカリでABU カーディナルC3を発見!最近はオールドタックルがちょっと値下がり傾向なんですかね?状態のいいものを安く購入できることが増えてきた気がします。こういう流れ、釣り好きとしてはありがたい限りです。実は同じようなサイズ感でMitchell(ミッチェル)のリールも持っているのですが、なんとなく「トラウトはMitchell、ブラックバスはABU」っていう自分なりのイメージがあって、今回はABUを選びました。

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ABU カーディナルC3について

ABU カーディナルC3は、かつて愛知県で製造されていた日本製のスピニングリール。レトロ感あふれるクラシックなデザインが特徴で、見た目に惹かれて手に取る人も多い人気モデルです。内部構造はかなりシンプル。現代のハイテクリールと比べると、やや精密さには欠けます。特に弱点として知られているのがベール部分のスプリングで、使用中に折れることが多いみたいです。ただ、それも含めて「味がある」と感じられるのがこの時代のリールの魅力でもあります。

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分解・清掃・外装リフレッシュ!

届いたらまずは分解整備!蓋を開けて中を見ると、やっぱり古いグリスが変色してこびりついていました。これはやりがいがあります(笑)。洗浄&オイルアップをして可動部をスムーズに。ついでにちょこっとタッチアップしてみたら、だいぶ見た目が良くなりました。こういう小改造で印象が変わるのが面白いですよね。

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実際に使ってみた感想

同じく人気のあるMitchell 408と比較すると、サイズは同じ程、巻き心地は少し重め。ドラグ性能も少し粗い感じ。リールフットからスプールまでの距離は若干離れ気味、Mitchell 408の方がフェザリングはし易いです。でも、それが釣果にどう影響するかというと、そこまで気にならないレベルです。釣りを楽しむには十分使えます。心配だったベールスプリングはやっぱり折れやすいとのことなので、念のため予備パーツを購入。でも最近は手に入りにくくなっているようで…。それでも「そんなに繊細なパーツでもないし、自作もできそうだな」と思い、いざという時はピアノ線で自作しようかと考えています。

実釣性能とラインの扱い

3月に購入して使用していた松尾工業製のリールよりも、スプール径が若干大きいので、糸ヨレが軽減されるかと期待していましたが…残念ながら変化は感じられませんでした(泣)。でも嬉しいのが、替えスプールが手に入れやすいところ。フロロカーボンラインを使っていて、ヨレがひどくなってきたら、PEラインを巻いた替えスプールに交換できるのはすごく便利。特にカヤックでの釣りでは、タックル数を減らせるのがかなり大きなメリットです。

ドラグ性能は?そして釣果は…!

早速、阿木川ダムにて試してみます。

ドラグ性能については少し物足りないと感じる部分はありますが、実際には40cmオーバーのバスを無事にキャッチできました!3lbの糸だったので慎重にファイトして、時折ドラグをジージー鳴らしつつランディング成功!使い始めの1匹目がこのサイズだったのは、めちゃくちゃ嬉しかったです。幸先の良いスタート!(^^)/

総評

オールドリールらしい味わいがありながら、現役でも十分使える性能を持つABU カーディナルC3。パーツの入手も他のオールドタックルに比べて手に入りやすく、メンテナンスをしっかりすれば、今でも楽しく使える1台です。レトロリールで釣るバス、ちょっと特別な感じがしておすすめですよ!

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