長野県御嶽自然湖でカヤック釣り体験記

fishing トラウト

金曜は会社をサボって、長野県にある「御嶽自然湖」までカヤックフィッシングに行ってきました。ここは、もともとはただの谷間だった場所なのですが、1984年の地震により御嶽山からの土石流が流入し川がせき止められて、自然と湖になったという珍しい場所。周囲は深い森に囲まれ、枯れ木が湖上に立ち並び、まさに秘境という感じです。

釣り当日の様子

朝7時に現地に到着。湖は霧に覆われていて、神秘的な空気に包まれていました。やがて霧がゆっくりと晴れていくと、澄んだ静けさがあたりに広がっていきました。

さっそく釣りを開始!……したのですが、まったくアタリなし。魚っ気ゼロです(笑)ただ、ここは標高が高く、冬になると湖面が凍ってワカサギ釣りができるほどの場所。そのせいか、真夏でもひんやりとしていて、とても気持ちが良いんです。魚が釣れなくても、風景を眺めながらのんびりと釣りをするだけで癒されます。

その後もルアーを色々チェンジして試行錯誤。最後はバス釣り用のワームで、水没した木の枝の隙間を狙って落とし込みましたが……こちらもノーバイト。久しぶりに来たので、あちこちのポイントをチェックして回りましたが、状況は渋いままでした。

唯一の魚影と収穫ゼロの結果

最上流の流れ込みまでカヤックを進めてみると、水面に15cmほどの魚の群れを発見。よく見ると、尾びれの形からしてウグイの群れのようでした。「とりあえず一匹でも釣りたい!」と思って粘ったものの、こちらもアタリなし。結局この日はノーフィッシュで終了となりました。

御岳自然湖の今後と楽しみ方

地元の方にお話を伺ったところ、現在この湖では漁協による魚の放流は行っていないとのこと。なので、釣った魚を持ち帰る人が多くなると、すぐに魚影が薄くなってしまうそうです。以前訪れた味噌川ダムと同じような状況ですね。湖自体も小さめで、いったん魚が減ると回復にはかなりの時間がかかるようです。そのせいか、年々釣れる数が減っている印象もありました。

でも、この湖の魅力は「釣果」だけじゃありません。カヤックで静かな湖面を滑るように進みながら、山々や森林、霧に包まれた幻想的な風景を楽しむだけでも十分価値があります。正直、今の状態では“釣り目的”としては厳しいかもしれませんが、風景を楽しむ“癒しのカヤック旅”としては抜群のロケーションです。できれば今後、少しだけでも魚の放流があると嬉しいんですけどね(^^;)

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