ミッチェルフライリールを990円で購入しメンテナンス!
近所のタックルベリーでMitchell 754を990円で購入しました! 今回はこのリールの紹介とメンテナンスの様子をご紹介します。
Mitchell 754とは?
Mitchell 754は、1970年代にフランスのMitchell社が製造したフライリールです。サイズは外径約80mm、幅約34mm、重量約162gで、5番・6番ラインを巻くのに適しており、管釣りにはちょうどいいサイズです。
さらに、ダイヤル式のドラグ機能を備えており、スムーズなドラグ調整が可能。過去にはリー・ウルフ&ジョアン・ウルフ夫妻といったフライフィッシング界のレジェンドも使用していたことで知られています。
リー・ウルフ&ジョアン・ウルフ夫妻のyoutubeにジャンプ
購入したMitchell 754の状態
購入したリールは年式の割に綺麗な状態でしたが、アルミ部分に錆があり、塗装の剥がれも見られました。ヴィンテージ感を楽しむのもアリですが、せっかくなので外観もレストアすることにしました。また、右巻き仕様だったので、分解清掃のついでに左巻き仕様へ変更します!


メンテナンスの工程
① 分解と清掃
まずスプールを外すと、穴付きのプラ板が出てきました。この穴にスプールの穴がはまり、回転を伝達する仕組みのようです。

次にドラグネジを外すとナットが見えます。ナットを外すとギヤが緩みますが、シャフトから完全に外すにはシャフト先端のネジを外す必要がありました。しかし、かなり固着しており、無理をするとシャフトが折れそうだったので無理はせず、ギヤには古いグリスが付着していたのでこのまま洗浄することに。


② 右巻きから左巻きへ変更
Mitchell 754はキー部品の向きを変えることで左右巻きを変更できる構造でした。もともと右巻き仕様だったので、キー部品の向きを入れ替え、左巻き仕様に変更しました。最後にギヤ部分へ潤滑剤を塗布し、動作確認。問題なく回ることを確認しました。


③ スプールの錆落とし&外観レストア
スプールには錆が出ていたので、ワイヤーブラシで落とし、さらにサンドペーパーとピカールで磨き上げました。結果、ピカピカに復活!
次に、塗装が剥がれた部分を補修。サンドペーパーで軽くならしてからプラカラーを調色し、刷毛で丁寧に塗装。仕上げにアーマーオイルを塗布して保護しました。
完成!990円には見えない仕上がり
これで、990円とは思えないリールが完成しました! 使うのも良し、手放す時に価値が上がるのを期待するのも良し。こういったヴィンテージリールのメンテナンスは、単なる道具を超えて楽しめる趣味ですね。


いつか実釣で使った感想も今後ブログで紹介したいと思います!
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