フライフィッシング初心者ガイド:道具の選び方 リール編

釣り道具選び トラウト

フライフィッシングを始めたいけど、どんな道具を揃えればいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、初心者が管理釣り場で使えるフライフィッシング用のリールについて、選び方のポイントを解説します。

1. リールの大きさ

フライロッドの番手を説明した際に、初心者には#4か#5の太さが適しているとお伝えしました。
その竿に合うリールのサイズは、直径75〜90mmが目安です。特にラージアーバータイプのリールは、軽量化された設計のため、直径が90mmに近い場合でも手が疲れにくくなっています。
クラシックなリールを選ぶ場合は、軽量化がされていないことが多いので、75mmに近いサイズを選ぶと良いでしょう。

2. リールの性能

フライリールは構造がシンプルで、性能の違いはあまりありません。
ドラグ性能(魚が掛かった際に糸が出る抵抗を調整する機能)には多少の違いがあるものの、釣果に大きな影響を与えることはほとんどありません。

3. 価格

価格は主にブランドによって決まります。高価なリールと安価なリールで釣果に大きな差が出ることはないので、見た目やブランドストーリーで気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
中古市場では、¥1,500以上でスムーズに回るリールが見つかれば十分です。

4. フライラインの巻き癖対策

フライラインをリールに巻く際、巻き癖がつくことでキャスト時に抵抗が生じたり、糸が絡んだりすることがあります。
ラージアーバータイプのリールは、巻く部分の直径が大きいため、巻き癖を和らげる効果があります。また、バッキングラインと呼ばれる下糸を巻いて直径を太くすることで、巻き癖を緩和することもできます。
バッキングラインは専用のものが販売されていますが、1mmほどのナイロン糸(ホームセンターで購入できる水糸など)でも代用可能です。

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5. 大型魚への対応

50cm以上の魚を狙う場合、フライラインを巻いている長さ以上に走ることがあるため、バッキングラインを巻いておくと安心です。
大型の魚を視野に入れている場合は、この点も考慮しましょう。

最初は予算やデザインの好みで選んでも問題ありませんが、リールのサイズや軽さに注意することで、釣りの快適さをさらに向上させることができます。

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