【Abu 5000Cリールのレストア】憧れのリールを再生!

修理/工夫

ついメルカリを見ていて、ポチっとしてしまいました。
今回の戦利品は、オールドリールの代名詞とも言える「Abu 5000C」です。

このリールには思い出があります。小学生の頃、矢作ダムで出会った高校生の方が使っていたのを目にし、その飛距離に圧倒されたのを覚えています。当時からとても欲しかったのですが、手が届かない存在でした。それ以来、オールドアブは「憧れの道具」として心の片隅にありました。

ただ、正直なところ、オールドアブは値段が高いわりに飛距離も現行品に及ばず、小型ルアーにも不向きだと思っていました。そのため社会人になってからは購入する気は皆無となっていました。しかし、先日メルカリで出会った一台に心惹かれてしまいました。ボロボロのリールの写真を見た瞬間、レストアしたいという衝動が抑えられず、ポチッと…。

購入後に調べてみると、部品を交換すれば5gほどのルアーでも遠投が可能になるとのこと。これにはますます興味が湧き、いじる楽しみが膨らみました。

さて、実際に手元に届いたリールを見てみると、写真通りの状態。外側は汚れで曇り、中を開けると劣化したグリスが固着していました。しかし、こうした「素材」を磨き上げるのがレストアの醍醐味です。

まず中を丁寧に洗浄し、劣化したグリスを除去。その後、必要な箇所にオイルを注して動きをスムーズにしました。外側はコンパウンドを使い、錆と汚れを徹底的に落とします。試行錯誤を繰り返し、ついに生まれ変わったリールが完成しました!

仕上がったAbu 5000Cを眺める時間は何とも言えない至福のひとときです。ニヤニヤと眺めながら三千盛(日本酒)を美味しくいただく毎日です。

オールドリールの魅力、そしてレストアの楽しさはこれにつきます!

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