フライフィッシングをしていると、釣り上げた魚を手づかみで扱うことがよくありますよね。特にブルーギルのような口が小さい魚は、フライがなかなか外れなくて、魚に負担がかかることがあります。そんなときに知っておきたいのが、魚の生存率を上げるためのちょっとしたコツです。
よく言われるのが、手を濡らしてから魚を触ること。これによって魚の表面にある「免膜」を守ることができるんです。免膜は、魚の健康を保つ大切な役割をしていて、これが傷つくと病気になりやすくなるんですね。だから、「手づかみで魚を外すときは必ず手を濡らす」という習慣をつけると、魚たちの生存率がぐんと上がりますよ。
時々、「魚が火傷するんじゃないか」って思う人もいますが、最近は体温の差で火傷するわけではなく、免膜が剥がれてしまうことが原因で魚が弱ってしまうと言われています。ですから、火傷を気にするよりも、手を濡らして免膜を守ることが重要なんです。
ブルーギルを釣ったときは特に気をつけたいところ。ブルーギルの小さな口にしっかりフライがかかってしまうことが多く、外すのに苦労することがあるのですが、そんな時は素直に濡れた手で魚を掴んで、手際よく外してあげると魚の生存率も上がります。
魚をどうしても手でつかみたくない人はフィッシュグリップを使用しましょう。口を掴むタイプでなくトングの様に身体を挟むタイプです。一見、はさむと痛そうに見えますが針を外すのに時間がかかって窒息するよりはマシです。
釣りを楽しみながら、自然への配慮も忘れないように、魚に優しい釣りを心がけましょう!
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