以前のブログで、カヤックフィッシングにおける風の影響についてお話ししましたが、今回は強風時にダム湖でどのように対策しているかを紹介します。風が強いと、カヤックが流されてしまい、狙いたいポイントに留まるのが難しいですよね。そんな時に活躍するのが「アンカー」です。
ただ、一般的な重り型のアンカーは、ダム湖のように深い場所では巻き取りに時間がかかりすぎます。カヤックは素早くポイント移動し、ルアーを投げる「ラン&ガンスタイル」が基本なので、重たいアンカーを何度も巻き取っていては体力を消耗してしまい、釣りどころじゃなくなってしまいます。
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そこでアンカーをやめてダム周辺の木や岩に水汲みバケツ用のロープでカヤックを係留して釣りをしていました。
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しかし、木や岩がない場所ではカヤックが流されてしまいます。そんな場所では「シーアンカー」というパラシュート状の布のアンカーを使っています。これが結構便利で、アンカーなしだとすぐに流されるところが、1/10くらいのスピードでゆっくり移動するようになります。
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さらに、カヤックの前後にスリングを取付てロープを通し、ロープにシーアンカーをセットすることで、風向きに合わせてロープを引っ張りカヤックの方向を調整すれば、狙った方向にルアーを投げやすくキープできます。もちろん、係留できる場所があるなら、水汲みバケツ用のロープでしっかり固定するのがベストですが、シーアンカーは頼れるアイテムです。
トラウトを狙う場所は標高の高いダム湖や湖が多く、夏でも涼しく水が澄んでいます。そんな環境で、ビール片手にカヤックで風に揺られながら、のんびり昼寝をするのも魅力のひとつです。釣果を気にせず、自然に包まれて癒しの時間を過ごす――それがカヤックフィッシングの醍醐味ではないでしょうか?
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