購入する竿は使用するルアーの重さにあわせて選びましょう。一般的な管理釣り場で初心者が使用するルアーの重さに合わせると、0.8g〜2.5gのルアーを投げることを推奨している竿を選ぶのがベストです。竿には推奨されるルアーの重さが記載されているので、上記の範囲が投げられる竿を選びましょう。例えば、「0.5g〜7g」と釣竿に記載されていても、0.8g〜2.5gを満たすことができるので大丈夫です。
堅さの選び方
竿にはライト(L)、ウルトラライト(UL)、スーパーウルトラライト(SUL)など、さまざまな堅さがありますが、初心者にはウルトラライト(UL)がおすすめです。堅い竿ほどコントロールがしやすく、初心者が柔らかくてコントロールしにくい竿を使うと、隣の人の方にルアーが飛んでしまうこともあります。気を遣ってばかりで釣りが楽しめないということを避けるためにも、投げやすく、軽いルアーにも対応できるウルトラライトの竿がちょうど良いです。
竿の長さ
竿の長さに関しては、短いものの方がコントロールはしやすいです。堅くて短い竿は、ルアーの飛距離が落ちる欠点はあるものの、管理釣り場の多くは遠くに投げる必要がないようなサイズで設計されているため、飛距離を気にしなくても大丈夫です。
ただし、競技のように、まだスレていない遠くの魚を狙って釣り数を上げたい場合には飛距離を気にする必要があります。しかし、初心者のうちは竿をコントロールすることに集中しましょう。コントロールの基本を習得するには、堅めで短い竿の方が習得しやすいです。竿の長さは、5.0ft〜6.0ft(フィート)のものが扱いやすいとされていますが、私個人の見解としては5.6ftくらいの少し短めのものをお勧めします。
上の釣り竿はルアー(LURE)の重さが0.6~5gが推奨モデルです。
604ULは6.0ftの長さで4本繋ぎで堅さがULを表しています。
慣れてきたら
釣りに慣れてくると、より軽いルアーを投げたくなったり、飛距離を出したくなることもあるでしょう。そうなると、柔らかい竿や長い竿を買い足すことになりますが、最初に購入した堅くて短い竿が無駄になるわけではありません。このタイプの竿は、ミノーやバイブレーションルアーなど、アクションをつけるルアーを使うときに特に役立ちます。ですので、中級者以上の段階でも引き続き活用できます。
↑ミノー
↑バイブレーション
魚をばらさないための工夫
堅くて短い竿はしなりが少ないため、魚がかかった際にその動きを吸収する力が弱く、柔らかい竿に比べると魚をばらしやすいです。しかし、これは釣り糸の選び方で解決できます。具体的には、伸びの良いナイロン素材の釣り糸を使うことで、魚の動きを吸収しやすくなります。初心者が堅くて短い竿を使う場合は、ナイロンの釣り糸を使用すると良いでしょう。
グリップ素材の選び方
竿のグリップ部分は、コルクやスポンジ素材のものが多く出回っています。どちらも使用していると汚れてきますが、コルクは時間が経つと「味が出る」と感じやすく、逆にスポンジはただ汚れて見えるだけです。個人的な意見ですが、見た目も重要なので、コルク素材のグリップをお勧めします。
価格について
竿の価格は、新品で5000円〜8000円程度のものが多く、中古だと2000円〜5000円で手に入れることができます。中古店では、特にブラックバス用の竿が多く並んでいることがありますが、それらは投げるルアーの重さが全体的に重すぎるので、初心者の管理釣り場でのルアーフィッシングには向いていません。必ず、長さが5.6ft〜6.0ft、推奨ルアーの重さが0.8g〜2.5gの竿を選ぶようにしましょう。
おすすめ
Major Craft(メジャークラフト) トラパラエリアモデル TXA-602UL
少し硬めですが、とても扱いやすい投げ心地で初心者の最初の一本にお勧めのモデルです。
Major Craft(メジャークラフト) トラパラエリアモデル TXAT-604SUL
トラパラモデルの伸縮できるバージョンです。一本持っておくと、電車での釣りや渓流釣りに便利です。また、予備竿として車に積んでおいても場所をとらないのでお勧めです。
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